近年、VRを活用したコンテンツが各業界でますます注目されています。VRというとゲーム開発などゲーム業界に特化したものと思われがちですが、現在はゲーム業界だけでなく、企業広告や不動産、教育や医療などの各分野でもVRを活用した取り組みが進められています。
VRコンテンツを制作したいときには、専門業者に外注依頼するのがおすすめです。ゲーム開発を得意としている15minが、VRコンテンツについて詳しくご紹介いたします。
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ゲーム開発企業に限らず、最近はVRの技術を取り入れてビジネスの活性化を図る企業が増加しています。例えば、広告業界はVR広告を、不動産業界ではVR内見をすでに取り入れています。企業の業態やサービスに応じたオリジナルのアイディアで、VRを上手に活用してみましょう。
こちらでは、ゲーム開発を得意とする企業・15minが、そもそもVRとはどのようなものなのかについてご紹介いたします。VRのコンテンツ制作やゲーム開発を依頼する前に、まずはVRの仕組みや活用法についてチェックしていきましょう。
Virtual Realityとは、仮想現実を意味する言葉です。実際には現実ではないものの、限りなく実体験に近い感覚や体験が得られるのが、VRの特徴です。
例えばVRゴーグルやHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着すれば、現在いる場所とはまったく違う視界が、映像として現実そっくりに浮かび上がります。目の前だけでなく左右や上下にも映像が映し出されるので、その空間に投げ出されたような没入感を得られるのです。
コントローラーやリモコンを用意すれば、VRの世界をさらに楽しめます。映像の中を自由に移動し、手を伸ばせばその世界にあるものに触れたり動かしたりできるのが、VRの魅力です。
VRが世界で注目を集め始めたのは2016年頃からです。この頃、HTC社とValve社によって開発されたVR機器が話題となり、さらにOculus社も家庭用VR機器をリリースしたことから、市場が一気に拡大したのです。
近年では、教育分野や医療分野、ビジネスの分野でVRが使用される例も増加してきました。その場に行かなくてもほかの人と映像を共有できるVRの技術は、今後もあらゆる分野で活用されていくことが期待されています。
目の前に広がる映像だけでなく、香りや風、動きなどの表現も広義ではVRに含まれます。最近では体感型の4DXシステムを導入する映画館が増えていますが、広い意味ではこういったものもVRと呼べるのです。
VRでは、視界すべてを映像で覆いかぶせます。VRゴーグルなどのヘッドセットを装着すれば上下左右前後すべてに映像が現れ、顔を動かした向きに合わせて映像も変化するのです。
VRの視野は、一般的な写真をただ貼り合わせただけでは表現できません。見たものが立体的に感じられ、さらに人の動きに合わせて映像に変化をつけるためには、右目用と左目用の映像をそれぞれ作り合成する必要があります。
そのためにVR映像を作成するときには2台のカメラを横に並べ、同時に撮影を行います。こうすることで人間の右目と左目の視野の差を表現することができます。2つのカメラで撮影された映像をヘッドセットの右目と左目でそれぞれ再生させることで、人の視野に近い視野を表現できるのです。
ほかにも、VRゴーグルなどのヘッドセットには視野調整やピント調整などの様々な工夫がされています。例えば顔を動かせば映像の範囲が変わりますが、これはヘッドセットに向きを感知するセンサーが内蔵されているためです。またVRには、歩みを進めることで視界が傾くポジショントラッキングやモーショントラッキングといった機能も備わっています。
VRコンテンツはゲーム開発関連の分野に限らず、近年では企業のイベントやキャンペーン、プロモーション、さらに教育や販売の分野でも活用されています。VRをセルフで開発することはかなり難しいため、コンテンツが必要なときには専門の業者に依頼するのが安心です。VRコンテンツを外注で制作するときには、おおまかな費用相場を把握しておきましょう。
こちらでは、VR制作を依頼するときのポイントをご紹介いたします。
VRコンテンツの制作を外注するときには、ある程度VRについて把握しておくことが大切です。VRの仕組みや機能について把握しないまま外注依頼を行う企業がないわけではありません。しかし、VRを効率的に活用するアイディアを出さないまま外注しても、思ったような効果は得られないのです。
まずは、VRコンテンツのニーズについて考えてみましょう。素晴らしいVRコンテンツを制作しても、顧客を惹き付けることができなければ意味がないのです。
また、既存のサービスとの差別化ができているか、同業他社が先んじていないかをチェックすることも重要です。VRコンテンツの制作にはまとまった費用がかかるため、十分な採算につながるよう市場の動向を細かくチェックしておきましょう。
VRコンテンツ制作は、動画を撮影したり、3DCGを制作したりといった方法で作られます。こういった特性上、途中で追加要素を入れ込んだり訂正をしたりすると、制作費用や時間が余計にかかってしまいます。
より効率的にVRコンテンツ制作をしたいのであれば、前もって十分な計画を立てておきましょう。多くのVRコンテンツ制作業者は、不明な点があればじっくりと相談に乗ってくれます。
VR制作を初めて行う場合、どのようなコンテンツに仕上がるのかを企業側が把握するのはかなり難しいと思います。ミスマッチを防ぐためにはまず、VR制作を行う意図や方向性を明らかにすることが肝心です。
不明点や問題点を解決した上で外注すれば、理想に近いコンテンツに仕上げてもらえます。また、十分な計画を立てておけば途中で仕様を変更する必要性がなくなり、制作の効率もアップしやすくなります。
VRの各種コンテンツ制作やゲーム開発は、ほかの動画制作依頼に比べて費用が高額になる傾向にあります。その内訳はVR制作スタッフの人件費や技術代、撮影機材費などがその内訳です。
一般的な動画とは違い、VR動画の撮影は全方位を同時に撮影する必要があるため光源を用意するなどのテクニックが使えません。また、撮影した映像のつなぎ方を間違えると映像がバラバラになってしまうこともあるため、撮影や編集には高い技術が必要なのです。
VRコンテンツ制作を外注するときには、以下のような費用がかかる可能性があります。
VR動画の撮影には、GoProなどの特別なカメラを使います。多くの場合、複数のカメラを使って撮影を行うため、一般的な動画撮影に比べて費用体系は高くなります。数分程度の簡単なVR制作の場合、撮影費用は5~30万円ほどになります。また、ドローンやセグウェイを使ってよりリアルな動画を撮影するときには30万円以上の費用がかかることもあります。
VR動画を撮影したあとには、編集が必要不可欠です。編集において最も大切なことは、違和感を与えないようなつなぎ方をすることです。数分のVR編集であれば5万円程度、長い動画やクオリティの高い動画を仕上げるときには20万円前後の編集費用がかかります。
VR動画の一部または全部にCGを使うときには、3DCG制作費用が必要となります。3DCGを使えば映像は飛躍的に美しくなり、VRを使ったときの没入感も大きく変化します。とはいえ、3DCG制作にかかる費用はかなり高額になることもあるので注意しましょう。3分程度の短いVR映像であっても、3DCGを使用するケースであれば費用は数十万以上になります。さらに長いVR映像を作るときや、パノラマVRなどの技術を使う場合には数百万円、あるいは1,000万円という費用がかかることもあります。
VR映像には臨場感を高めるためのBGMや効果音、状況説明のためのナレーションも入れておきたいものです。オリジナルの音源を使ったり声優を起用したりする場合には、音響やナレーションの費用は30~100万円ほどになります。無料音源データを活用するなどの方法を採用すれば、費用を5~10万円程度に抑えることも可能です。
VRデータをYou TubeなどにアップロードしたいときやMP4への書き出しをしたいときには、さらに1~2万円程度の追加費用がかかることがあります。また、VR制作の依頼では撮影スタッフのギャラや出張費、スタジオ代などの負担が必要となるケースもあるものです。
VRコンテンツ制作のご依頼ならゲーム開発企業の15minへ。費用の見積りからお気軽にお問い合わせください。
VRの動画制作やゲーム開発には専門的な知識や技術と、専用の機材が必要となります。企業がVRコンテンツの開発を行うときには、専門性の高い業者を選んで外注するのがおすすめです。外注先の企業とじっくりミーティングを重ねることで、理想に近いVR動画を作り上げることが可能となります。
15minでは、ご要望に応じてVRコンテンツ制作を行います。ゲーム開発の経験が豊富なメンバーで構成されており、ゲーム開発で培ったエンタテインメント性を活かしたコンテンツや複数人がリアルタイムに体験するなどの通信を用いたサービスの開発力には自信があります。
企業のプロモーションや新コンテンツ導入にVRを活用したいとお考えなら、15minまでお気軽にお問い合わせください。家庭用ゲーム、ソーシャルゲーム開発も得意としており、企画段階のプロトタイプからの開発も得意としています。企業プロモーションや新コンテンツ導入にVRの活用をお考えの方は、ゲーム開発を得意としている15minまでご相談ください!お見積りに関するご相談もお気軽にどうぞ。